
ナンヨウアブラギリ、ヤトローパ・クルカスとも呼ばれる。
種子は毒性が強いが、油分に富み、干ばつに強いことから、古くから植物性の燃料として着目されている。 >>more
トウダイグサ科の中南米原産の落葉樹
学名 Jatropha Curcas(ヤトロファ クルカス)
別名 ヤトロファ、ヤトローパ・クルカス、ナンヨウアブラギリ、タイワンアブラギリ
樹高 3m~8m
形状、重量 約2cm、重量600mg前後の黒褐色の種子をつけ、約60%が脂質
種子は毒性が強いが、油分に極めて富むことから、古くから利用が行われている。栽培しなくとも 1 ヘクタールあたり 5 トン程度の種子が収穫できる現在では、石けんやロウソクのほか、下剤や解熱剤などの医薬品にも利用されている。日本では鉢植えの観葉植物としても、流通している。
インドネシアでは古くからジャトロファ特有のにおいや毒性を利用した畑の防御目的の垣根や、地中深くまで伸びる根によって風雨の影響を受けにくいことからお墓の目印としても用いられてきた。
ヨーロッパ諸国がバイオディーゼルを大量に消費するようになったことに伴い、大学や代替燃料研究所がジャトロファに着目し、バイオディーゼルの原料としての研究が開始された。
高配した乾燥地に強く、非食用で開発途上国地域に広く植生し、豊作期において1ムー(約0.06667ヘクタール)あたりの種の生産高が300キロ、ジャトロファ原油の生産高が100キロに達する。
雑草のように自然に茂るジャトロファ
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